コースまちづくりの新常識 - 行政主導から民間主導へ -

清水義次による、都市経営的視点に基づく行政主導から民間主導のまちづくりへ転換するために必要なマインドセット、考え方、具体的なプロジェクトなどについて解説している全6講義です。

レクチャー(全6回)

  • レクチャー第一回 局面は変わった

    今まちづくりの局面は大きな変化の時を迎えています。これまで我が国のまちづくりは成長を前提に計画されてきています。しかしながら、今、日本は人口減少という人口構成の変化、財政状況の悪化、に直面し状況は深刻化していく見通しです。

  • レクチャー第二回 行政主導から民間主導へ

    自立型民間まちづくり(家守)会社は、従来のまちづくり団体のような補助金依存型ではない、稼ぐ組織体であるという前提が必要です。それにプラスし、パブリックマインドを備え、まちづくりに資する事業を実行していくことが求められます。ここでは、民間主導によるまちづくりとはどういうことか、をしっかり学んで下さい。

  • レクチャー第三回 民間主導・公民連携のリノベまちづくり

    北九州市小倉地区におけるリノベーションまちづくりを例に、民間遊休不動産の小さなリノベーション事業と公共が所有する遊休資産活用する大きなリノベーション事業の2つを融合していく民間主導・公民連携によるリノベーションまちづくりについて解説しています。

  • レクチャー第四回 敷地に価値なし、エリアに価値あり

    家守会社設立にあたりエリアの設定は極めて重要です。徒歩で回ることができる半径200〜300m圏内を設定し、エリア価値を高めるエリアプロデュースの考得方について解説していきます。

  • レクチャー第五回 まちのコンテンツづくり

    家守会社が対象とするエリア設定に続いて重要なのが、新しいまちのコンテンツづくりです。生活者のライフスタイルの変化に応じ、まちのコンテンツも新陳代謝が必要です。そしてそのコンテンツを生み出す鍵は「人」です。目指すは、動物的磁気をもつ人を集め、働く・暮らす・遊ぶが一体となった都市型産業の創造。そのために必要な考え方を解説していきます。

  • レクチャー第六回 戦略的な都市経営を行う

    民間自立型のまちづくり(家守)会社が、エリア価値向上に向けた事業を考えるということは、自ずと都市や地域が抱える課題解決を考えるということにもつながっていきます。最後のレクチャーでは、都市・地域経営の考え方について解説します。